【2004年12月】
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ひと月百冊読み、三百枚書く私の方法
★★★
速読の本かな?なんて勘違いしてたのですが、実は、多才な評論家・福田和也氏の 効率的な仕事の仕方が紹介されています。しかし、一般人には、ナカナカ真似できる シロモノではないですね。だからと言って、参考になる話しも多数でていました。 その中で、これから取り入れたいなと思うのは、 ・より早く読むためには「目的」を明確にすること。 本を読み進む前にチョイ読みして目的を持って読むことと目的意外はバッサリと捨てること。 ・メモを取りながら書くよりは、ページを折って、あとで読み返えし、 本当に必要な部分をより頭に残すために、時間がかかっても「抜書き」をする。 限られた時間で、本を読みながら、その中の有用な部分を効率的に取りだし、 後戻りをしないようにする為には是非取り入れたいものです。 |
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1日30分7日間で身につく速読速解実践トレーニング術
★★★
一週間で身につけるのはチト難しいですが、私が実践した感じでは、一週間で多少、 読む速度が早くなったように思います。 本書の前半は純粋に訓練による速読を目指す内容ですが、 後半はテクニックによる速読方法の薦めです。 前半部分を反復練習することで、それなりの効果が期待できると思いますが、 あとはそれを続ける根気ですね。何事も手軽には手に入らないってことで・・・・・ |
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夢が見つからない人のためのシンプルな習慣 1日3分「夢」実現ノート
★★★★
色々な成功本を読んでも、まず目標ありきですが、その目標が明確に見出せない人は どうすればいいの? そんな人に対して、目標の探したを指南してくれるかもしれません。 日々の行動管理をからめたチェックリストを作成することにより目標を明確化し、 モチベーションを維持向上させる手法は見習いたいものです。 |
【2004年11月】
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なぜ、「頑張っている人」ほど、うまくいかないのか?
★★★
この本、ベストセラーになったことを知らなかった・・・・・。 さらに知らなかったのですが、監修者の石井裕之氏はセラピストとして有名で、 「強いリーダーはチームの無意識を動かす 」「コミュニケーションのための催眠誘導 」という ベストセラーを書いているそうです。 この本の主張は「面白いほど成功するツキの大原則」に似ているな〜なんて思います。 結局上辺だけのプラス思考は逆効果。子どもの頃に身につけた、深層心理にある自分に限界を 設けてしまうマイナス思考を改善しなければダメなのです。 その手段として提案されているのが、「メンタル・バンク・コンセプト」。深層心理をプラス思 考に変える為だけではなく目標達成の為のモチベーション維持も兼ね備えた目標管理システムの 提案です。システム自体は単純明快なのですが、それを馬鹿らしいと思わず続けていくことが重 要。 システムは単純なのですが、実際に運用するにはどうすれば良いか? それについては、大雑 把にしか書かれていないので、自分で試行錯誤してみなければなりません。これが実は難題。最 初から大風呂敷を広げるのではなく、チョットしたことからチャレンジしてみるのが良いのかも しれません。 |
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ミニカーからすべてを学んだ 〜人生から世界経済まで〜
★★★★
「年収300万円時代を生き抜く経済学」で有名な森永卓郎さんが、趣味であるミニカー収集について書いた本です。 ミニカーの趣味としての扱い方、楽しみ方が分かり易く纏められており、ミニカーに全く興味 が無い私にもミニカー収集の楽しさが伝わってきて、思わずミニカーを買いに行こうかと思わ されます。ミニカーと言えども一つの趣味の領域が確立しているだけのことはあり、奥深く、 楽しみ方も多彩なんですね。 この本の面白いところは、他の趣味本と違って、コレクションの入手ノウハウとその失敗談 なんかも書かれており、コレクションってこうやって広げていくのねって納得させらせます。 コレクションするだけではなく、一部を収入源とし、それがあらたなコレクションを生むんで すね。流石! オマケに、経済アナリストとしてのミニカーを通しての経済感なんかも書いてあったりして、 趣味本としてではなく、経済本としても楽しめました。 |
【2004年10月】
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毎月10万円は夢じゃない!「株」で3000万円儲けた私の方法
★
読後の感想は、株で成功した人の雰囲気を味わっただけで、そのノウハウまでは・・・・・ってところです。 株のイロハに触れて一見素人から分かり易く書いてあるのかと思ったら、いきなり信用取引きに。 本書の内容をそのまま実行したら火傷しそうな気がします。信用取引きのハイリターンな部分ばかりが書いてあって、 ハイリスクについてはあまり触れていないのはどうかと思います。 著者の成功体験の上に書かれた本だからしょうがないのかもしれませんね。 成功者の真似をしても成功は得られないと言われますが、この本の手法を素人が真似しても火傷しそうで、怖い気がします。 |
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斎藤一人 変な人が書いた驚くほどツイてる話
★★★
本書は、講演での語録が綴られています。 斎藤一人氏の独特の人生観が伝わってきます。 |
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変な人が書いた成功法則
★★★
ダイエット食品「スリムドカン」などのヒット商品で知られる、健康食品販売業「銀座まるかん」 の創業者で『変な人』を自認する、斎藤一人さんの本です。 中学卒業後、裸一貫から「日本一の大金持ち」 になった著者の「新常識」の人生観が分かり易く書かれています。 『人は苦労するために生まれてきたのではない』、『否定的な思考が生き方を狭くする』、 『人の欠点を百個見つける暇があったら、人を褒めて、褒めて、褒める』等、 著者独自の人生観からくる独特のポジティブ志向が、読む者をホンワカと前向きにさせてくれます。 |
【2004年9月】
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アフィリエイトで手堅く月5万円稼ぐ50のコツ
★★★
アフィリエイトを始めてはみたが・・・・・って言うひとに本書に書かれているコツは為 になるのではないでしょうか。 HPを作っている側ではなかなか気がつかないチョットした気遣いについても書かれているので、 自分のHPを見直しきっかけにもなります。 ただ、本書を全て実行しても月5万円なのか・・・・・ とアフィリエイトへの幻想が打ち砕かれるかも。 |
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ホームページが楽しくなる!アフィリエイト徹底活用術
★★★
著者は、99年にアフィリエイト情報サイトを立上げ、その後アフィリエイト・ネットワーク側、 ECサイト側双方の立場からアフィリエイトの普及・啓蒙活動に携わってきた人です。 アフィリエイトのイロハから始まり、アフィリエイターとして活動の全容がわかりやすく書かれ ていますので、これからアフィリエイトを始めたいって人にとって、道しるべとして活用出来る 良書だと思います。 |
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ガラクタ捨てれば自分が見える〜風水整理術入門
★★★★
中国四千年の知恵「風水」について、身のまわりにある自然のエネルギーをバンランスよく調和させ、 日々の生活に良い影響をもたらす為に、身の回りにある色々な「ガラクタを整理すれば明日が見えてくる」 との主張のもと、西欧合理主義がもたらした負の部分、“心の闇”に光を当てるために、“スペース・クリ アリング”(空間の浄化)という実践的な方法について実例を交えながら紹介しています。 |
【2004年8月】
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続・年収300万円時代を生き抜く経済学 実践編!〜給料激減でも豊かに生きるための「新・生活防衛術」
★★★★
前回同様反小泉改革の主張をしつつ、その流れが止められないのなら、 改悪後の世界で、如何に心豊かに生き抜くかがテーマです。 その実践編として書かれている田舎暮しの実例が、実に楽しそうで、生き生きとしていて。 真似したい・・・・・度胸があれば。 どうせ大して収入も無いのに社畜になって毎晩遅くまで働くくらいなら、それより 多少収入が少なくっても心豊かな生活の方がいい。 今後の人生設計への選択肢を多様に持っていることは重要だと思います。 |
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ツキを呼ぶ53の方法〜ホンモノの運を作る具体例
★
「ツキの大原則」を読んだので、題名だけで読んでしましましたが、 内容的には、作者がツキを呼べた経験談的な内容です。 |
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面白いほど成功するツキの大原則〜ツイてツイてツキまくる頭の使い方教えます
★★★★
あの高額納税者で有名な斎藤一人氏が薦めている本です。 ツキとは脳の潜在意識を如何にポジティブに保つかと言うことなのかもしれない。 人間の脳味噌は皆同じ作りで、重さも大して変わらないし、その全部は使い切れない。 人間の能力差って、結局、脳の奥底にある潜在意識が”成功”を常に信じるかどうか。 これは常に意識し続ける努力をして得られるものではない。 では、どのようにすればいいのか? それが本書のテーマです。 |
【2004年7月】
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フリーター!! から億万長者へ!? インターネット金策冒険家エイジの小さな旅
★★★
「ホームページウハウハ副業生活」を読んで、さて実践方法は? そんな時、本書がその回答のひとつになるのではないでしょうか? ただし、本書をそのまま真似するにはよほどのパワーが要りますが、 何かのヒント、出だしのきっかけにはなるかもしれません インターネットビジネスなんて縁が無いなんて思っていましたが、 実は手軽なのかなとその気にさせられます。 もう少し時間があれば・・・・・ |
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アフィリエイトではじめる!ホームページウハウハ副業生活
★★
最近、話題のアフィリエイトプログラムの入門書です。 星の数ほどある副業の中で手軽で、ノーリスクの副業とは? その答えのひとつがアフェリエイトプログラム。 本書を読めば、確かに! そうなのか! と納得できることでしょう。 ただし、実行できるかは・・・・・何事も言うや易く行うは難しです。 |
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元日銀マンが教える預金封鎖
★★
日本で本当に起こった、終戦後の預金封鎖について分かり易く書かれております。 終戦直後だからこそ出来た預金封鎖と財産税、現代では実行は少々難しそうですね。 しかし、新札発行だけではなく、資産関係のペーパレス化、インフレの足音、 財政赤字の増加、などなど、本当に預金封鎖? と不安な事ばかりです。 が、よくよく考えたら資産が無いので関係ないのか・・・・・ 年金崩壊に備えて貯めた資産を国に搾取されないようにせねば! などと考えては見たけれど、所詮、世間では貧乏人に分類される身分ですから、 関係ないのかもしれません。 本書は資産家の方にお薦めと言うことで。 |
【2004年6月】
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一冊の手帳で夢は必ずかなう〜なりたい自分になるシンプルな方法
★★★
ビジネス書分野でベストセラーになった本です。 急成長しているベンチャー企業GMOの社長自らが、システム手帳を使った成功へのステップアップ事例を記載した本です。 システム手帳は目標に向かって努力し続ける為の羅針盤のようなものです。 目標を設定し、それを毎年(あるいは毎月)のステップに分解し、常にそのステップを達成することを目指す。 厳しい目標もそれを達成する過程は小さなステップの積み重ね。この小さなステップアップを地道に管理せずして、大きな目標達成はありえません。分かっているが、なかなか実行出来ない・・・ この目標へ向かって突き進む為の達成度(工程)管理のツールとして、システム手帳を用います。 常にシステム手帳を手放さず、目標達成を確認し続ける姿勢が大切だと感じました。 気になるフレーズは何でもメモすると姿も見習いたいと思いますが、なかなか実行できません・・・ 《心に残るフレーズ》礼儀正しさに優る攻撃力はない。人に感謝できない人は、利害でしか人とつきあえない |
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中古住宅の買い方・選び方〜絶対に失敗しない
★★★
ここまで調べなければ中古は買えないのか・・・と思いました。新築と違い、中古住宅の購入はリスクを伴う分、細かな点まで注意しなければいけないんだなと思います。現実的には難しいですが。 一般人にとって、住宅購入は人生最大で一度しかないことではないでしょうか? そんな大イベントだから細かなチェックは必要なのかもしれませんが、現実にはそこまで調べる時間が無い。厳しいです。 ただし、中古住宅を見に行く前に一度は目を通した方がいいいとは思います。 |
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株はあと2年でやめなさい〜そして2008年、修羅場がやってくる
★★
題名と副題「そして2008年、修羅場がやってくる」につられて買ってしましました。 手短に言うと、あと2年は素人がやっても儲かるが、その後は素人が手を出せる世界ではないということ。経済情報の整理と今後の予想に基づく、株を買うならどの分野がお薦めかが述べられております。 |
【2004年5月】
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藤巻健史の実践・金融マーケット集中講義(上) 為替と金利はなぜ、いつ動くか編
★★★
朝日新聞日曜版についてくるBEでもおなじみの伝説のディーラー藤巻健史氏が素人相手に金融マーケットについて講義した内容を本にまとめたものです。 日経新聞の金融記事を読むうえで参考になると思います。 |
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住宅ローンはこうして借りなさい
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以前読んだ「お金はこうして殖やしなさい〜大変な時代に無理なく貯める方法」と同じ生活設計塾クルーのメンバーが書いています。 住宅ローンをどう設定するかから始まり、どのようなローンがあり、どのような落とし穴があるのか、かなり具体的に記載されています。 今までのような右肩上がりの経済成長は期待できず、年金崩壊がささやかれ、将来に不安だらけな日本の現状ですので、人生で最大の出費であろう、住宅購入については他人任せにせず、ある程度の基本知識を自ら学ぶ必要があります。 住宅ローンの基本を押さえ、将来のリスクを十分理解することは、住宅ローンを組む為の必須条件だと思います。 |
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デジタル書斎の知的活用術
★★
デジタルハリウッド学校長である杉山知之氏の仕事を含めた実生活でのデジタル技術活用術を紹介しています。 残念ながら、ITビジネスと全く縁の無い私にとっては、折角のノウハウも活用する術がありませんが、その中で、ひとつだけ活用出来るアイディアとして、 パソコン上での電話番号リストを携帯電話にメールし、携帯とディスクトップの情報共有化する という案は、実生活で色々と応用が出来そうです。 |
【2004年4月】
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いつのまにかお金が貯まる簡単な習慣
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夫婦ヘソクリ貯金、家庭菜園の活用、「個計簿」による1週間ごとのお金の把握・・・。ひと月2人12万円の生活費で、心豊かなシンプルライフを実現と宣伝文句が書いてありますが、私にはチョット。 だからお金が溜まらないのでしょうか・・・。でも実践できない。 |
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預金封鎖に勝つ資産運用
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インターネットの検索で面白そうだな〜って思って、購入しましたが、届いてビックリ。 別冊宝島ってムック形式になったんですね。しかも一回り大きくなって、薄い。 内容は、色々な金融本のサマリーを載せてお手軽に作られた感があり、突っ込んだ内容のないものでした。 |
【2004年3月】
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お金はこうして殖やしなさい〜大変な時代に無理なく貯める方法
★★★★
この手の本は、どこか宣伝臭い記述が多いのですが、この本は別。<br> 実に基礎から分かり易く書かれています。利殖関係の記事を読んで疑問に思っていたことも 解決してくれました。 金持ち父さんの受け売りではありませんが、これからは「お金」についての知識が必要不 可欠になってくるであろうと思います。先行き不安な我々の人生。自分の身は自分で守る。 何故かお金に関しては皆無頓着ですが、これからはそうは言っておれません。 気がつくと日本の安全神話が崩壊していたように、お金についても今から備えておかねば。 |
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ビンボー主義の生活経済学
★★★
「年収300万円時代を生き抜く経済学」の後に書かれたので、収入の二極化については少々トーンダウンしておりました。 作者のミニカー、オマケ玩具への情熱が語られている部分はマニアックな世界を垣間見せてくれました。ヤフーオークションってそう言う需要があるのかと関心させられたりして。チョット、オークションに参加してみたくなりました。 そう言えば、最近ヤフーオークションで儲けることをネタとした本が数冊書店に並んでいました。皆考えることが同じなのでしょうか・・・・・ |
【2004年2月】
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図で考える人は仕事ができる 実践編
★★
「図で考える人は仕事ができる」の実践編ということで、具体的に色々な事例に対して どのように図を作成すればよいか、その事例集です。 色々な場面において、図を用いることは、その場面での話題について理解し易くするば かりか、議論の幅を広げ、効率的な議論展開の助けとなる等のメリットがあります。 たとえば、会議において、文章だけの説明資料では会議の議題について、その内容を理 解するのが大変な場合も多々あると思います。そんな時、説明資料の概要を図解すれば、 具体的な議論に入るのが早くなるばかりか、議題資料を読み解く過程での無用な誤解が防 げます。 本書で紹介されている図にはありませんでしたが、問題解決の場面などでマインドマッ プが加わると更に効果的ではないかと思います。 |
【2004年1月】
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お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 〜 知的人生設計入門
★★★
本のオビに「金持ち父さん貧乏父さん 」は今すぐ捨ててくだ さいと書いてはあります。 確かに巷に溢れるお金の本とはチト視点の違った本です。 これからは、溢れる情報を取捨選択・分析したものが黄金の羽を拾えると言うことが主 題で、情報の分析事例として税制の歪みをついて出費を如何に押さえるか(節税)のヒ ント(黄金の羽)が書いてあります。日本で黄金の羽を拾う為にはこの歪みを有効利用 しなければなりません。つまりサラリーマンではいけないと言うことなんですね。これ は最近の副業ブーム、企業家ブームに通じるところがあります。 日本の将来については、「年収300万円時代を生き抜く経済学」に通じるものがあり、厳しい未来像が示されています。まあ、どの 本を読んでも薔薇色の未来が書いてある本なんてありませんが・・・ 個人的に注目したのは、住宅取得について。他の本と異なり、住宅取得を投資という 視点から分析し、今直ぐ買うのと、将来買うのとで単純な土地価格だけではなく、金利 を含めた投資として考えた時、分散投資は崩れ、大きなリスクを背負うことになります。 結局はサラリーマンは損で、自営業がお徳。金持ち父さんと同じ結論のような気もし ますが、金持ち父さんがアメリカの話で、今一つ現実味が無かったのに比べ、本書は日 本人にとって実践的な内容となっており、本書を応用することで黄金の羽を拾えること でしょう。 |
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なぜか、「仕事がうまくいく人」の習慣―世界中のビジネスマンが学んだ成功の法則
★★★
ようは仕事はすぐにやると言うこと。時間がかかるからと後回しにする仕事は、 実際には、思った程には時間のかからないもの。後回しにすると、結局、期限ギリギリま でやらずじまいで、仕事に追われて非効率的になる。当たり前そうで、なかなか実践でき ないことです。 仕事の効率的な仕方って誰も教えてくれない。効率的な仕事の進め方は、チョットした 気配りと、確りした見通しに基づく工程管理ですね。 |
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年収300万円時代を生き抜く経済学 給料半減が現実化する社会で「豊かな」ライフスタイルを確立する!
★★★
副題に『給料半減が実現する社会で「豊かな」ライフスタイルを確立する!』とショ ッキングに記載されていますが、内容は「小泉改革は金持ちの改革」であり、平等だった日本 社会をアメリカ的な弱肉強食で一部の金持ちだけが優遇される社会に変えていく為の改革であ ると断言しています。その過程は下記の5ステップで、現在はAからBへの以降期だとのこと。 @ITバブルを引き起こして「頭金」を作る A金融引締めによるデフレを仕掛け、資産価格を急落させ、不動産を借金で購入した起業を追い込む B不良債権処理を強行して、放出された不動産を二束三文で買い占める Cデフレを終わらせて、買い占めた不動産価格でキャピタルゲインを得る D一度たたき落とした旧来型の起業や一般市民が、這い上がってこれないように弱肉強食社会へと転換する その他、住宅価格についても下落はここ1〜2年加速し、最大の「買い場」が来ると予測し ている。これは収益還元法で決まる理論地価と現実の地価を比較した場合、バブル期には現実 の地価が理論地価の2.3倍という大幅な乖離が生じていたが、現在は逆転し、1倍程度の理論地 価が上回っていることによる。(経済財政白書からデータ引用)。 その他、今流行りの「副業」「複業」を進めていたり、転職はしない方が良いなどの、年収 300万円時代を生き抜く術については斬新な内容は見られなかった。 |